格言 Proverb【じんのすけ×だいまじん】jinon.com

甚ちゃんの馬主仲間?企画屋孝太郎さんのページです。
企画制作会社を経営する孝太郎氏が元来の“ことわざ”や“格言”を
現代風に独自の視点でおもしろおかしくアレンジしてくれます。
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蛙の子は蛙になる。今は信じられないかもしれないが、必ずなる
 おたまじゃくしは少しも蛙に似てないけど、やがて親と同じ蛙になるという意味の蛙の子は蛙」。生き物に共通して言えることですが、子供は可愛いですよね。中には親と似ても似つかぬのもいるようですが、大きくなるにしたがい個性が育ち、成人になるころには両親に似てくるから不思議です。やっぱり親子は親子。蛙の子は蛙になるのです。但し、人間社会はプチ整形ブームだそうで、似ても似つかない親子が増えてくるかもしれません。良いことか悪いことなのか、ボクには解りませんが…。
 「魚も大きくなるにしたがい名前が変わるのもありますよ。出世魚と呼ばれる、ワカシ、イナダ、ワラサ、そしてブリ」と甚之助。「昔の武士や学者も成人すると名前を変えましたよ」とだいじ君。さすが、お笑い界の雑学王<だいまじん>です。「でも、年をとれば結局は親に似てくるんでしょう?」と娘。「親に似てくるのが嫌なんですか?」と<だいまじん>が聞くと、ボクの顔をじっくり眺めて一言「ゲロ、ゲ〜ロ」だと。どうゆう意味じゃ〜。おまけは、ボク(蛙)の親(蛙)の一句。『父を見よ 光っているのは頭だけ 期待はするな 七光り』=孝太郎の父。


堪忍袋の緒は切るな。切ったら元には戻らない

 忍耐や我慢をしまいこんだ袋が膨らみ、袋の口を縛っていた紐が切れる意味の「堪忍袋の緒が切れる」。我慢の限度を越えて、怒りが爆発することを言うんだけれど、切ったらお終いです。元には戻りませんよ。なんせ、我慢の限度を越えた位の怒りなんですから。当然、自分ひとりの問題では済まないし、結果的に家族や仲間も巻き込みますからね。「後悔先に立たず」とも言います。御注意を…と、まずは常識的なアドバイス。
 「ボクの我慢の限度ですか?。お笑い芸人としてのプライドと、個人的なことでは、我慢の限度が違いますよね」と甚之助。そりゃそうだ。お笑い芸人としてのプライドを傷つけられたら、プロとして生きていけない。個人的なプライド?。そんなもんは…我慢・我慢。「パパは?」と娘が聞く。ボクはこれまで堪忍袋の緒を切ったこともなければ、そのような状況になったことがありません。でも、仮に忍耐と我慢の限度を越すようなことになったら、その場は堪えて、効果的な緒の切り方を演出しますね。ボクひとりだけが犠牲にはなりません。「さすが企画屋」とか「よくぞそこまで我慢した」とか言わせてみせます。なんせ、企画立案が仕事なもので、転んでもタダでは起きません。それなりの効果はいただきま〜す。
 そこで教訓:『怒る前には深呼吸 普通の怒りは 3回で納まる』=世の中の平和は、3回の深呼吸で保たれているのです…?。


見て去る。聞いて去る。だけど、余計なことは言わずに去る

 他人の短所や過ちは、見ない・聞かない・言わないのが良いという意味の「見猿・聞か猿・言わ猿」。日光東照宮で有名なアレですよ、アレ。だけど、見るとか聞くとかは、自分の意志に関係なく、見えてしまうし、聞こえてしまうからしょうがないと思うんだよね。言うか言わないかはその人の判断。でも、言ってはいけないことは言わないほうがいいと思うよ。例えば?、<だいまじん>の二人は酔っぱらうとスグにパンツをぬいじゃうとか…。あ〜あ、言っちゃった。
 「見るとか聞くとかは、好奇心の問題でしょう?。見ちゃダメ聞いちゃダメと言われると、よけい見たくなるし聞きたくもなるし…」と甚之助。同感です。好奇心がなくなったら人間は進歩しません。「でも、言うか?言わないか?はその人の人間性の問題よね?」と娘。その通り。余計な一言はその人の一生を左右する場合もありますよ。ラジオのナマ放送なんか特にアブナイ。甚ちゃん、御注意を…。
「気を付けよう 余計な一言 出世の妨げ」=孝太郎でした。


失敗したら、黙して誰にも語らず。成功したら、不言実行だと自己宣伝

 あれこれ文句や理屈を言わないで、正しいと思ったことを黙って実行する「不言実行」。これが簡単なようで難しい。ボクはその名のとうり企画屋ですから、謙虚という言葉は我が辞書には無く、大ボラ吹いて自分自身にプレッシャーをかけて喜ぶタイプなのです。つまり、成功の可能性が50%以上なら「有言実行」。ヤルゾヤルゾと大騒ぎし、なにがなんでも成功させて「あいつはスゴイ」と言わせます。成功率が50%以下なら「不言実行」。ハイ、誰にも言いません。失敗したって誰も知らないんですから、結果を恐れず大胆にチャレンジです。もし成功したら?。そりゃ〜大騒ぎのパイアールの2乗です。
 「そこまで考えてアクション起こすんですか?」と甚之助。そうですよ、知恵と行動力で、努力の成果は2倍にも3倍にもなるのです。「パパってズルイ〜」と娘。そうですよ、その成果を人に認めてもらうには、多少の演出も必要なのです。「と、言いながら、自分自身を励ましているんじゃないですか?」。ギクッ!。甚ちゃんスルドイ!。もしかして甚ちゃんも、本当は気が弱く自分で自分を励ますタイプ?。
「やせ蛙 勝負の前に 飯を食え 腹が減っては 戦はできぬ」=偽一茶


三人寄れば文殊の知恵?。三人集まり、文殊ってな〜に?

 文殊は知恵をつかさどる文殊観音のことですよ。つまり、凡人でも三人集まり考えれば、良い知恵がでるという意味の「三人寄れば文殊の知恵」なんだけど、集まる人にもよると思うんだよね。ゼロ×3は、どこまで行ってもゼロなのです。
 では、どうすればいいのか?。自分とは違う職業のプロに相談することをお勧めします。ボク自身も、違った視点からのアドバイスに何度か救われたことがある。第一線で活躍する人には異業種のブレーンが付いていることが多い。素直に聞く耳さえ持っていれば、結構役に立つと思うよ。
 「さりげない会話の中に、番組企画のアイディアや、笑いのネタのヒントがいっぱいあるんですよ」と甚之助。彼の回りにもいろいろな職業の友人がいる。情報のアンテナを張っていれば、異業種の友人はアイディアの宝庫だ。「飲んで騒いで遊んでいるだけにしか、見えないんだけどな〜」と娘。「そうなんですか?」と、甚ちゃんボクにスルーパス。「それも仕事だ!」と言い切る自信は…残念ながら、ない。
『大人とは 本音と建前 使い分け 飲んで見え張り 素面で謙虚』=孝太郎