格言 Proverb【じんのすけ×だいまじん】jinon.com

甚ちゃんの馬主仲間?企画屋孝太郎さんのページです。
企画制作会社を経営する孝太郎氏が元来の“ことわざ”や“格言”を
現代風に独自の視点でおもしろおかしくアレンジしてくれます。
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風邪をひいた。今年も馬鹿じゃ無いことが証明された

 「馬鹿は風邪をひかない」。良く使うことわざですが、<ことわざ辞典>や<成語林>には掲載されていません。医学的根拠がないからでしょうかね?。まあ、いいか。
 「馬鹿という言葉は、愛すべき言葉ですよね」と甚之助が言う。「嬉しいときの馬鹿、悲しいときの馬鹿、怒ったときの馬鹿。いろいろな意味があるますもんね」。さすが感情請け負い芸人・甚ちゃんのお言葉。深いですな〜。そう言われてみると、馬鹿という言葉、文字にすると喧嘩になるかもしれないけど、言葉にすると別な意味にもなるもんね。俺も言われたもんですよ。子供の頃は親父に「馬鹿野郎」。大人になると女性に「孝ちゃんのバカ」ってね。「馬鹿みたい」とは、この原稿を見た娘の言葉。どうゆう意味かは、俺と娘だけが知っている。一応、反省。

苦と思えば苦。楽と思えば楽。ボクは楽だけ選んで生きていく

 「苦あれば楽あり。楽あれば苦あり」。人生の苦楽は繰り替えされるのだから、常に努力して生きよう…という意味なんだけどね、本当は。
 世の中これだけ多様化したのだから、かなり好き勝手に生きられると思うんだけどな〜。他人が見れば苦労や努力に思えることも、当人は好きでやっていることってあるよね。例えばスポーツや趣味。食べ物だってそう。嫌いなものは食べなきゃいいんだし、したくないことはしなければいい。ちなみにボクは好きな仕事をし、好きなものを食べ、好きな人と遊ぶ。だからストレスなんて無いし、別に困りもしない。
 「パパのその性格、直したほうがいいよ」と娘。ドキッ。昨日、甚之助に言われた「深夜に酔っぱらっての電話だけは簡便して下さい」を思い出した。弁解の一句。「楽は選べるけど、苦は選ばれる」。反省。

貧乏暇あり、喧嘩が絶えず。金持ち暇なし、喧嘩もせず

 「貧乏暇なし」は、貧乏人は日々生活に追われ暇がない。「金持ち喧嘩せず」は、金持ちは損得に敏感で、喧嘩のように損はしても得にならないことはしないの意味なんだけど、それだけで終わっちゃ世の中不公平だよね。貧乏=働きが少ない=暇があるから喧嘩が絶えない=本気で付き合える親友がいる。お金持ち=他の人より働く=喧嘩をしている暇が無い=親友も出来ない。どうです、理論的でしょ?。
 「我が家はお金持ち?それとも貧乏?」と娘が聞く。うっかり答えるとロクなことがない。「普通だよ」「よかった。じゃあ今月からお小遣い、値上げね?」。「普通はこうだ」「それは普通じゃない…」。いつもの親子喧嘩が始まる。新発見。「普通も暇なし喧嘩が絶えず」。


災難は忘れた頃にやって来る。忘れないからボクには来ない

 災害に対しては普段から十分な心構えをしておくことが大事であるという戒めのことわざで、随筆家の寺田寅彦のことばの「災害は忘れた頃にやって来る」が今回の元の句。災害はめったに体験しないけど、災難は気を許すとすぐにやってきますよ。いや、本当。
 「御一緒していいですか?」六本木のバー。若い女性が話しかけてきた。相手は俺を知っているようだ。最初は警戒心。そのうちどうでもよくなった。会話が真面目モードから不真面目モードに変わる頃、「ラッキー、パパがいた〜」の声と共に娘登場。思い出した。娘の友人だ。「ねえ、なに話していたの?」口止め料変わりに、バーからお鮨屋へ、帰りはタクシー。年頃の娘を持つと、災難も天国と地獄を行き来する。それにしても、あぶね〜あぶね〜。


ファンになるなら、遠くの<スマップ>より、近くの<だいまじん>

 まさにヨイショのために無理矢理にこじつけた句です。元の句は「遠い親戚より、近くの他人」。遠方にいてふだんの付き合いがない親戚よりも、近所の他人のほうが、いざというとき頼りになるという意味なんだけどね…。
 「今、売れているタレントのファンになるのもいいけれど、これから売れる?<だいまじん>のファンになれば、友達感覚で応援できま〜す」と<だいまじん>が自己宣伝。
 「ルックスだけで勝負なら、スマップにだって負けてませんよ」と甚之助。完璧に負けていると思うけどな〜。「ダイジは,あのジャニーズ事務所にスカウトされたのを断ってお笑いの世界に飛び込んだくらいなんですから…」。あやしいな〜。嘘っぽいな〜。甚之助の目をじ〜と見つめたらニヤッと笑って「本当です」。ほら見ろ、やっぱり嘘だ。